【LINEリッチメニューの正解は3項目だけ!】心理学に基づいた最強の導線設計術

最近、クライアントさんが以前作成されたLINEアカウントを分析していて、あまりにも衝撃的な光景を目にしました。

リッチメニューに8個も9個も項目が並んでいて、読者が完全に迷子になってるんです。

しかも、診断ゲームだの、クーポンだの、プロフィールだの…

たく

おいおい、これじゃあコンビニの陳列棚じゃん!

って思わずツッコんでしまいました。

150件以上のLINE構築をしてきた僕が断言します。

リッチメニューに必要な項目は3つだけです。

それ以上は、読者を混乱させるだけの「導線破壊兵器」になりますので、ご注意ください。

今日は心理学の観点から、なぜ3項目がベストなのか、そしてその3項目をどう配置すればCVRが3倍になるのかを徹底解説していきます。

特に以下に当てはまる人は、最後まで読んでください

  • 「とりあえず埋めとこう」でメニューを作っている
  • リッチメニューに5個以上の項目を並べている
  • 診断ゲームや占いコンテンツを入れている
  • CVRが思うように上がらず困っている

実際に僕が構築させていただいたアカウントでは、リッチメニューを8項目から3項目に減らしただけで、個別相談の申込み率が1.7倍になりました。

その秘密を今からお話しします。

目次

99%の人が間違えるリッチメニューの”やりすぎ”問題

8項目も並べて読者を混乱させる愚行

先日、とあるコンサルタントのLINEを分析したときのこと。

リッチメニューに以下の8項目が並んでいました。

  1. プロフィール
  2. サービス一覧
  3. お客様の声
  4. よくある質問
  5. 診断ゲーム
  6. 無料プレゼント
  7. 個別相談申込み
  8. その他お問い合わせ

「うわぁ…」って声に出してしまいました。

これ、読者の立場になって考えてみてください。

LINEを開いた瞬間に8個の選択肢がドンと出てきたら、どう思いますか?

気になってる人

どれを選べばいいかわからない…

これが正直な感想ですよね。

診断ゲームという名の導線破壊兵器

さらに問題なのが「診断ゲーム」です。

僕はこれを「導線破壊兵器」と呼んでいます。

なぜかというと、本来の目的(個別相談への誘導)から読者を逸らしてしまうから。

診断ゲームの何が問題かというと

  • 顧客が結果に満足してそこで終了
  • メイン教育コンテンツを見ずに離脱
  • 「遊び」の印象が強くなり、真剣度が下がる

とにかく良いところが見当たらないんです。

「とりあえず埋めとこう」精神の末路

多くの人が陥るのが「空きスペースがあるから埋めとこう」という発想。

これ、完全に間違いです。

リッチメニューは「選択肢を提供する場所」ではありません。

リッチメニュー=読者を理想的な行動に導く場所

空きスペースは「余白」として機能させればOKですからね。

余白があることで、重要な項目に視線が集まりやすくなると言っても過言ではありません。

実際に海外のマーケティング研究では、「選択肢が3つの場合のコンバージョン率」と「選択肢が8つの場合のコンバージョン率」を比較した結果、3つの方が約2.5倍高いという結果が出ています。

心理学が証明!人間が一度に処理できる情報は3つまで

認知負荷理論から見るリッチメニュー設計

心理学に「認知負荷理論」というものがあります。

簡単に説明すると、人間が一度に処理できる情報量には限界があるという理論です。

特に「短期記憶」においては、7±2個(つまり5〜9個)の情報が限界とされていました。

これを「マジックナンバー7」と呼びます。

でも、最近の研究ではもっと厳しい結果が出ています。

「即座に判断して行動する」という状況では、3〜4個が限界なんです。

ですので、リッチメニューから成約率を高めたいなら、情報を絞って上げることがすごく大事なんです。

選択肢が多すぎると決断できなくなる「決断疲れ」

これは「選択のパラドックス」とも呼ばれる現象です。

有名な実験があります。

スーパーマーケットでジャムの試食コーナーを設置した実験です。

  • 24種類のジャムを並べた日:試食する人は多いが、購入率は3%
  • 6種類のジャムを並べた日:試食する人は少ないが、購入率は30%

なんと10倍の差が出ました。

これをリッチメニューに当てはめると

  • 8項目並べる→「とりあえず見て回ろう」→結局何も行動しない
  • 3項目に絞る→「これなら選べる」→行動に移す

これが「認知負荷理論」の威力です。

【完全公開】CVR3倍を実現した黄金の3項目パターン

①不安の払拭→教育コンテンツの設置理由

読者がLINEに登録した直後の心理状態を考えてみてください。

「本当に価値のある情報がもらえるのかな?」
「この人から学んで大丈夫かな?」

この「不安」を最優先で解消する必要があります。

だから1つ目の項目は、必ず「教育コンテンツ」です。

効果的な表現例
  • 【無料】LINE売上アップ動画講座
  • 月商100万達成の完全ロードマップ
  • ブロック率5%以下にする配信術

ここでのポイントは「具体的なベネフィット」を明示することです。

ベネフィットがより伝わるからこそ、タップ率を最大限引き上げることができるのです。

②信頼構築→お客様の声の心理的効果

教育コンテンツで「おっ、この人の話は面白いな!学びになるな!」と思ってもらえたら、次は「信頼」の構築です。

人間は「他人の体験談」に強く影響される生き物です。
これを心理学では「社会的証明」と呼びます。

特にBtoBサービスでは、お客様の声のクリック率が非常に高い傾向があります。

効果的な表現例
  • 【実績公開】お客様の成功事例
  • 月商300万達成者の生の声
  • LINE改善で売上5倍になった話

実際に僕がUTAGEで構築したアカウントでは、お客様の声ページの滞在時間が平均3分42秒でした。

これは教育コンテンツより長い時間です。

③行動促進→講座詳細・申込みの最適化

①で不安を払拭し、②で信頼を構築できたら、最後は「行動」してもらいます。

ここで重要なのは、単に「申込み」ではなく「次のステップ」として提示することです。

効果的な表現例
  • 【限定】個別戦略会議に参加する
  • あなた専用の改善プラン作成会
  • LINE売上アップ相談会(無料)

「相談」「申込み」ではなく、「参加」「作成」という「価値を受け取る」表現がポイントです。

Z型?F型?視線の動きを味方にするレイアウト戦略

日本人の視線パターンを活用した配置術

人間の視線には一定のパターンがあります。

Z型パターン:左上→右上→左下→右下の順番で見る

F型パターン:左上→右上→左中→右中→左下→右下の順番で見る

リッチメニューでは、この視線の動きに合わせて項目を配置します。

Z型配置の場合(3項目)

①教育コンテンツ    ②お客様の声
    
        ③申込み

F型配置の場合(3項目)

①教育コンテンツ    ②お客様の声

③申込み           (プロフ写真)

どちらも「①→②→③」の順番で自然に視線が移動します。

スマホでの視線の動きとタップ率の関係性

スマホの場合、親指でタップする領域も考慮する必要があります。

タップしやすい位置

  • 画面下部(親指が届きやすい)
  • 右の端(親指の軌道上)

だから「③申込み」は必ず画面右下部に配置します。これは鉄則です。

たく

日本人の90%以上が右利きなので、右下に一番タップしてもらいたいものを設置すると良いです。

【実例公開】年商1億プレイヤーのリッチメニューを解剖

売れてるアカウントの共通点

僕が分析してきた年商1億超えのアカウントには、面白い共通点があります。

共通点1:項目数は必ず3つ以下
例外なく、全員が3項目以下でした。中には2項目だけの人もいます。

共通点2:①②③の順番が完璧
必ず「教育→信頼→行動」の順番で配置されています。

共通点3:表現が「ベネフィット」中心
「サービス紹介」ではなく「あなたが得られる結果」で表現されています。

業界別リッチメニューのベスト設計

業界によって微調整は必要ですが、基本の3パターンは同じです。

コンサルティング業界

①ノウハウ動画→②成功事例→③個別相談

物販・EC業界

①商品カタログ→②お客様レビュー→③購入ページ

教育・スクール業界

①体験動画→②卒業生の声→③説明会申込み

どの業界でも「不安払拭→信頼構築→行動促進」の流れは変わりません。

まとめ:シンプルこそが最強の武器

ここまで心理学に基づいたリッチメニュー設計について解説してきました。

重要ポイント

リッチメニューは3項目で十分
認知負荷理論により、3つが人間にとって最適な選択肢数

①不安払拭→②信頼構築→③行動促進の順番
読者の心理的な流れに沿った項目配置が成功の鍵

Z型またはF型のレイアウト
人間の視線の動きを活用した戦略的配置

ベネフィット表現
「何ができる」ではなく「何を得られる」で表現

最後に、僕がクライアントによく言う言葉をシェアします。

「リッチメニューは選択肢を提供する場所ではない。読者を理想的な行動に導く道しるべだ」

もしあなたのリッチメニューが4項目以上あるなら、今すぐ3項目に絞ってください。

診断ゲームやクーポンコーナーがあるなら、削除してください。

シンプルisキングです。

読者は迷いたくありません。明確な道筋を示してくれる人を求めています。

この記事をキッカケに、

あなたのLINEが、読者にとって「迷わず進める道」になることを心から願っています。

一緒に、本当に成果の出るLINEマーケティングを作り上げていきましょう!

P.S.

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